住宅金融支援機構の金利はどれぐらい?

住宅金融支援機構の金利はどれぐらい?

マイホームの購入資金を融資してくれるのは、民間の金融機関だけではありません。公的な機関として、住宅金融支援機構から融資を受けることも可能です。

そして、住宅ローンで気になるポイントは「金利」ですよね。そこで今回は、住宅金融支援機構で住宅ローンを組んだ場合の金利について紹介したいと思います。

 住宅金融支援機構の融資を受ける場合の流れ

マイホームの購入資金として「住宅金融支援機構から融資を受けることも可能」と言いましたが、正式には「民間の金融機関を通して住宅金融支援機構から融資を受ける」ことになります。

たとえば、三菱東京UFJ銀行を窓口にして住宅金融支援機構の住宅ローンを利用するという流れです。つまり、住宅金融支援機構に融資を申し込んでも対応してくれません。

住宅金融支援機構に問い合わせても、「住宅金融支援機構の住宅ローンを取り扱っている最寄りの金融機関で確認してください」と言われますから、あらかじめ覚えておくとよいでしょう。

 住宅金融支援機構の住宅ローン

住宅金融支援機構の住宅ローンを利用するにあたり、最長の返済期間は50年です。金利については申込みする窓口によって異なるため、住宅金融支援機構が定める金利の上限はありません。

また、住宅金融支援機構の住宅ローンは3つのプランにわかれます。「フラット20」「フラット35」「フラット50」、それぞれの特徴と金利の目安をチェックしてみましょう。

 <フラット20>

  • 金利の目安・・・年1.01%~1.55%(最大で年2.00%)
  • 返済期間は1年~20年まで

・返済期間が短いので毎月の返済額が大きい

・返済期間が短いので金利が低い

・フラット35やフラット50よりも低い限度額を設定される傾向がある

・返済期間が短いので融資の条件が厳しくなる傾向がある

 <フラット35>

  • 金利の目安・・・年1.12%~1.82%(最大で年2.11%)
  • 返済期間は21年~35年まで(21年以下はフラット20が適用される)

・住宅金融支援機構の住宅ローンを利用する人はフラット35で融資を受けるケースが多い

 ※フラット35S

Aプラン・・・借入後10年間の利息がフラット35の金利よりも0.25%~0.3%低くなる

Bプラン・・・借入後5年間の利息がフラット35の金利よりも0.25%~0.3%低くなる

・予算金額があるため、募集が終了すれば利用することができない

・省エネルギー性や耐震性などに優れた住宅を購入または建築する場合が対象

 <フラット50>

  • 金利の目安・・・年1.47%~1.91%(最大で年2.41%)
  • 返済期間は36年~50年まで(36年以下はフラット35が適用される)

・返済期間が長いので毎月の返済額が少ない

・返済期間が長いので金利が高い

・返済期間が長いので融資の条件が厳しくなる傾向がある

いずれも金利は固定です。融資を受けた時点で金利と毎月の返済額が確定し、返済途中で変更されることはありません。これがフラットの特徴である「固定金利」です。

また、フラットは団体信用生命保険への加入が義務ではないため、任意で機構団体信用生命保険(機構団信)に加入する必要があります。

任意なので加入しなくても融資を申し込むことはできますが、住宅ローンは長期の返済になるので万が一を考えて将来の利子に備えておくことが大切ですね。

 機構団体信用生命保険(機構団信)とは?

返済途中で契約者が死亡または高度障害になった場合、保証協会や生命保険会社が「債務者の代わりに住宅ローンの残高を全額返済してくれる制度」が機構団体信用生命保険です。

もし団体信用生命保険に加入していなければ債務者に万が一のことがあった場合、住宅ローンの残高は家族が返済することになります。

任意とは、その人の自由意志に任せること。

参考:任意とは(コトバンク)

機構団体信用生命保険は、債務者が死亡または高度障害状態になったとき、その家族に対する救済制度です。しかし、契約者が死亡ではなく、病気やケガの場合は対象外となります。

病気やケガで働けなくなると収入が減ってしまいローンの返済が困難になるでしょう。そういった問題点を補うために、最近では死亡や高度障害のほかにも三大疾病や七大疾病に対応する「特約付きの機構団体」もあります。

  • 特約付きの機構団信とは?
三大疾病(ガン、心筋梗塞、脳卒中)のいずれかにかかり、一定の条件を満たした場合に、本人に代わって生命保険会社が、その時点の住宅ローン残高に相当する保険金を債権者に支払い、ローンが完済となる制度です。

三大疾病に加え4つの生活習慣病(高血圧性疾患、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変)を加えた七大疾病を保障するものもあります。

参考:三大疾病などの特約付の団信(住宅金融支援機構)

住宅金融支援機構の金利 まとめ

さて今回は、住宅金融支援機構で住宅ローンを組んだときの金利についてチェックしましたが、それぞれの金融機関やプランによって金利は異なります。

ポイントは「返済期間が短いほど金利は低い」ということ。かといって、返済期間が短いと毎月の返済額は大きくなりますし、無理のない返済計画でプランを選ぶことが重要です。

また、住宅金融支援機構の住宅ローンを利用する際には、機構団体信用生命保険の加入についても検討する必要があるでしょう。今回ご紹介した内容を、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。