フラット35の借り換え金利はどれぐらいになる?

フラット35の借り換え金利はどれぐらいになる?

人生の中で長年、支払い続ける住宅ローンを抱えている方が多いと思います。うまく住宅ローンを借り換えれば、返済金額の総額で、なんと100万円以上の減額が可能になってきます。

重い腰を上げて検討するというより、まずは住宅ローン借り換えのシミュレーションをしてみることから始めてみましょう。

1.借り換え金利のメリットは、本当にあるの?

住宅ローンの識者によると、ローン借り入れが1000万円以上あり、10年以上の返済期間を設定している場合は、金利が約1%違うと借り換えにメリットが出てくるといわれています。

金利が0.3~0.4%低くなると、借り換えのメリットが出てくるといわれますが、借り入れ契約まで一般的に2~3週間以上かかるため、翌月の金利の変動などを考えると、金利は約1%近く低いと安全かと思われます。

現在、住宅ローンの中では、フラット35が業界最低金利の1.01%です。これは、返済期間が10年までの金利の場合です。この場合、借り入れの金利が2.01%以上の住宅ローンをお持ちなら、借り換えを検討することが有効といえます。

次に、返済期間が21年以上35年までで、借り入れ金利が2.12%以上の住宅ローンをお持ちの方の場合。同じ期間でフラット35が業界最低金利の1.12%となりますので、借り換えを検討するのも有効です。

さらに、返済期間が21年以上35年までの住宅ローンをお持ちで、別に借り換え後の返済期間を10年以下で考えている方なら、フラット35の金利1.01%が適用可能です。こちらも借り換えでお得になる可能性があります。

 

2.具体的な事例で借り換え金利のメリットを実感する!

2000万円の借り入れを固定金利3.2%、返済期間30年で契約した方が、元利均等方式で10年間の返済をすませた場合、元金の借り入れ金残高が約1531万円となります。この約1531万円を借り換えるとします。

月々の返済額を同じくらいにする形で、フラット35に借り換えた場合、17年間の借り入れ期間で金利は1.01%となり、元利均等方式では月々の返済額は8万1707円となります。これにより返済総額で、なんと約408万円の減額が実現できます。

この約408万円から、

①団体信用保険費用

②借入時の手数料

③抵当権設定

④登録免許税

⑤司法書士の費用

⑥今までの住宅ローンの繰り上げ返済金・違約金

……などなど、一般的に総額で約30万から38万円くらいの金額が借り換えの際に必要となります。そのため、差し引いた金額が実質的な成果となります。

この借り換えのコストに関しては、様々な条件によって異なってきますので、実際に行う場合にはフラット35を取り扱う金融機関窓口でシミュレーションしてみることも大切でしょう。

このケースでは、月々の支払額が約5000円軽減するばかりか、返済期間でも3年間の短縮が可能になります。人生設計のプランとしては、取り組まない手はないといえるでしょう。

3.平成22年以前にフラット35で1000万円以上を借り入れた方にはお得になることが多い

フラット35の借入期間21年以上35年のものでは、平成22年以降11月の金利が2.2%となっています。この時期以前に借り入れた場合、現在より1%以上の金利の差があるので、1000万円以上の借り入れなら、お得となるケースが多いことになります。

4.業界最低金利のフラット35の取り扱い金融機関は?

このフラット35を扱う金融機関は、4月時点で楽天銀行、三井住友信託銀行、優良住宅ローンなどがあります。いずれも借入期間が15年以上20年以下の場合、金利は1.01%となり、21年以上35年未満の借入期間なら、金利は1.12%となります。

フラット35の借り換え金利はどれぐらいになる?

フラット35を取り扱う金融機関は多数ありますが、住宅金融支援機構と取り扱い金融機関の金利面での取り分が変わるので、若干の差が生じます。

5.手数料は、低くおさえておきたい

この次に注目したいのは手数料です。借り入れ金に対するパーセンテージで手数料を設定している金融機関が多く、この率も金融機関によって様々です。

業界最低金利の上記3社の手数料は、比較的低率となっており、具体的には以下の通りです。

 

フラット35の借り換え金利はどれぐらいになる?

このいずれの金融機関も保証料0円、繰り上げ返済手数料0円となっています。

実際に借り換え金利が、どれだけのコスト削減効果を引き出せるかは、手数料など諸々の経費などによっても変わります。

6.老後の年金生活まで考えるダブルフラットの借り換え金利とは?

「会社を定年退職する時期には、住宅ローンの支払額を減らしたい」ということは、誰しも思うことです。

フラット35を二つ契約することで、このようなニーズを実現するのが、ダブルフラットです。一つは、支払終了時期を定年に合わせて作り、もう一つは、最終的な返済プランに合わせた借入期間のものを作るものです。

借り入れの諸経費は2倍となりますが、フラット35の15年から20年の借り入れ期間なら、金利が1.01%なので、働いている期間に頑張って返済すれば、有利な返済計画にできます。

フラット35の借り換え金利はどれぐらいになる?

ダブルフラットが借り換えで契約できる金融機関は、東京に住まい(住宅ローンの対象物件)がある方なら、りそな銀行や東京都民銀行などが利用できます。お住まいの都道府県により、開設している金融機関が異なることがありますので、詳しくは住宅金融支援機構にご確認ください。

7.無駄なコストの削減で、さらに豊かなライフプランを

フラット35の金利の違いを把握し、住宅ローンを借り換えることは、無駄な支払いをなくすことにつながります。資産をうまく貯めて、人生のプランをさらに豊かにするために役立てたいものです。