積立式保険の契約者貸付ってなに?生命保険でお金を借りよう

積立式保険の契約者貸付ってなに?生命保険でお金を借りよう

生活資金が足りない・・・急な出費でお金が必要・・・そんなとき、積立式の生命保険を利用していれば「契約者貸付」を利用することで、保険を解約することなくお金を借りることができます。

では契約者貸付とは一体何なのでしょうか?仕組みや借入の限度額はどれくらいなのでしょう?

1.契約者貸付とは

契約者貸付制度は、積立式の保険に加入している場合、保険の解約返戻金のうち約80%を上限として貸付を行う制度です。

積立式の生命保険契約者しか利用することができず、もちろん利子も発生します。しかし契約者貸付で借りるお金は契約者が積み立ててきたお金です。そのため審査がなく金融情報にも掲載されません。

急な出費や生活費が足りないときに消費者金融などから借金するよりも、安全かつ有効な手段と言えるでしょう。

2.どの保険で契約者貸付が利用できる?

前述の通り、契約者貸付は保険の解約返戻金の中から貸付が行われます。ですから、積立式の解約返戻金がある保険を契約している場合のみ利用することができます。

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契約している保険が契約者貸付を利用できる保険かどうか契約している保険会社に問い合わせて確認してみましょう。

解約時に返戻金がない掛け捨ての医療保険などでは利用することが出来ません。

3.いくらまで借りられるの?

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契約者貸付は積立式の保険を解約するときに発生する解約返戻金のうち約80%を上限として貸付を行います。ですから契約者によって解約返戻金の金額が異なるため保険会社へ問い合わせて確認しましょう。

また、保険を契約したばかりの場合には積み立てている金額、解約返戻金が少ないので契約者貸付が利用できない可能性があるため、保険を契約したばかりの方も保険会社へ確認が必要です。

4.契約者貸付の金利

積み立てた金額の中からの貸付と言ってもお金を借りることに変わりはないので契約者貸付を利用する場合には金利が発生します。

契約している保険会社や保険を契約した時期によって利率は異なりますが、契約者貸付を利用する場合、年利・複利の適用が一般的です。

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※複利とは

利息の計算方法には「単利」と「複利」の2種類があります。

カードローンや消費者金融からの借入を行った場合のほとんどが「単利」が適用されており、借りている金額のみに対して利息が発生します。

「複利」の場合には借りている金額と利息を併せた金額に対して利息が発生し、2年目以降の返済金額に差が出てくるため注意が必要です。

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5.契約者貸付の申込方法

契約者貸付を利用する場合の申込方法を確認しましょう。また、申込から借入までどれくらい時間が掛かるのでしょうか?

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①証券記号番号の確認

保険の契約者に交付されている「証券記号番号」をあらかじめ確認

②保険会社へ連絡

契約している保険会社の窓口・ホームページ・電話で契約者貸付の申込を行う

③手続き書類の発送

原則、申込みを行った日の翌営業日に契約者貸付の手続き書類が保険会社から発送される

④書類記入

郵送されてきた手続き書類に記入し保険会社へ返送。

⑤振込

手続き書類が保険会社に到着してから約1週間で借入金額が振り込まれる。

また、インターネット申込を行っている保険会社の場合の申込方法は以下の通りです。

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①申込

契約している保険会社のホームページへログインし希望額や振込先の口座番号などを入力し申込み。

②振込

申込の後保険会社からメールが届くと契約者貸付の申込が完了。最短で申込当日に借入金額がふりこまれる。

6.契約者貸付の返済方法

契約者貸付の返済方法は3つあり、どの返済方法でも保険の契約期間内であれば返済期限はありません。しかし契約者貸付の利息は複利で適用されるため、返済期間が長くなればなるほど利息が増えてしまうので注意しましょう。

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7.契約者貸付のメリット・デメリット

(1)メリット

①保険契約は解約の必要なし

契約する保険の解約返戻金の中から借入を行うため、保険を解約せずに借入を行う必要があります。保険の積立金を担保に借入を行うため、返済をきちんと終えると保険金は減りません。

②審査不要

契約者貸付ではご自身が積み立てた保険金から貸付を行うので借入の際に審査は必要ありません。また、信用情報にも記録されないため他のカードローンや消費者金融よりも利用しやすいでしょう。

③低金利

契約者貸付の金利は3~6%程度です。カードローンや消費者金融などでの借入を行った場合の金利は~18%程なので低金利で利用することができます。

④申込みがラク

契約者貸付の申し込みは書類の郵送、またはホームページ上で入力を行うだけで申込みと手続きが完了します。

⑤返済期限が決まってない

契約している保険の有効期間内であればいつでも返済することができます。

(2)デメリット

①保険契約者のみ利用可能

契約者貸付は保険の契約者のみ利用することができます。保険金の受取人や被保険者は契約者貸付制度を利用できないので注意が必要です。

②金利が保険会社・保険契約時期によって違う

契約者貸付を利用した場合の金利は契約している保険会社・保険契約の時期によって変わります。

③契約失効の可能性

契約者貸付の借入金額と利息を併せた金額が解約返戻金額を上回ってしまった場合、保険会社が定めた期日までに返済を行わなければ保険の契約が失効します。保険契約が失効した場合、有効期間満了時や死亡した場合に保険金を受け取ることが出来ないので注意が必要です。

④保険金受取額が減る?!

借入金額の返済が全て終わる前に、保険が満期を迎えた場合や死亡した場合、借入金額と利息が支払われる保険金から差し引かれます。保険金受取時に、保険金を満額受け取れない可能性があるので注意しましょう。

まとめ

今回は積立式の保険の契約者が利用できる契約者貸付制度についてご紹介しました。審査なしで積立てた保険金の中から貸付を行うため、比較的利用しやすいでしょう。しかし利息や借入金額の合計など、将来保険金をきちんと受け取るためには返済計画をきちんと立てて利用することが大切です。