財形住宅融資はどうやって使えばいいのか?子育て家族にメリットのある住宅ローン

財形住宅融資はどうやって使えばいいのか?子育て家族にメリットのある住宅ローン

子供が生まれたので住宅の購入を検討する夫婦は多いことでしょう。その際、ほとんどの家庭はローンを組んで住宅を購入しています。ローンを組む時に気になるのはやはり金利です。住宅購入費用は高額なため、少しでも金利を抑えてローンを組みたいというのが本音です。

住宅ローンの種類は、銀行ローン、フラット35だけではありません。子育て世代や公務員に有利な「財形住宅融資」という3つ目の住宅ローンについてご紹介しましょう。 

1.そもそも財形とは?

財形とは、財形貯蓄の略です。

財形貯蓄には3つの種類があり、一般財形貯蓄・財形年金貯蓄、そして財形住宅貯蓄があります。

財形貯蓄は、会社や公的機関が社員のために給与から毎月天引きして社員の貯蓄をつくる制度です。

具体的に財形貯蓄をしている企業はNTTグループなどの大手企業が多く、実施企業は年々減っています。

しかしながら、天引きされたお金は銀行の普通預金よりも金利が高く、解約するには解約手数料がかかります。

そのため、個人で積立預金をするよりも解約がしづらく、効果の高い貯金方法として知られています。

さらに、通常の銀行預金での利息には税金がかかりますが、財形年金貯蓄と財形住宅貯蓄の場合、550万円まで非課税というメリットもあります。

2.3つ目の住宅ローン「財形住宅ローン」

住宅ローンと言えば、銀行がやっているもの、またはフラット35のイメージが強いのではないでしょうか。

もう1つ、財形住宅ローンという種類の住宅ローンが存在します。どのような住宅ローンかというと、以下のような特徴を持つローンです。

  • 財形貯蓄をしている人が使える
  • 財形貯蓄残高の10倍まで借入が可能
  • 金利が5年ごとの固定タイプ※注意!※
  • 最高4,000万円までの借入が可能(但し、住宅の購入・建設に必要な額の8割まで)
  • 最大35年という長期返済期間が可能
  • 銀行やフラット35との併用もできる。借り換えにも使える
  • 300人以下の従業員の中小企業の勤労者には金利引き下げ措置あり
  • 子どもを扶養する勤労者には金利引き下げ特例措置があり

まず大前提として、財形住宅ローンを契約したい場合は財形貯蓄を1年以上は実施していないといけません。

財形貯蓄という毎月の実績があるため、通常の住宅ローンの金利よりもお得になっています。まるで、保険の契約者貸付のようですね。

上記の特徴の中で特に注目すべきは、金利が5年おきの固定タイプだということ。

また、子どものいる世帯への金利引き下げ特例措置があることです。財形をしていて子育て中なのであれば、是非オススメしたい制度です。

3.財形住宅融資VS銀行ローンはどっちの金利がいい?

財形住宅融資を受けられる条件に当てはまるのであれば、通常の銀行ローンよりも財形住宅融資を使った方が金利は全体的に安くなります。

今現在、住宅ローンの変動金利は主要都市銀行で0.6~1.075%、ネット銀行の場合は0.477~1.167%と推移しています。

【2017年11月最新版】住宅ローン金利動向を、借り換えのプロが解説!

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出展:ZAI ONLINE

これに対し、財形住宅融資の金利は最初の5年間が0.67%、中小企業特約と子育て特約を使うと0.47%となります。※2017年11月現在

財形住宅金融株式会社|財形住宅融資

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さらに、財形住宅融資には利子補給という独特の制度があります。

財形貯蓄を実施する企業などが、社員の住宅購入のために必要な利子を補てんしてくれる制度です。

利子補給をしている企業としていない企業がありますので、詳細はお勤め先の福利厚生について確認してみましょう。

財形住宅融資に金利には銀行と違い、金利の幅が〇%~〇%という範囲がありません。

銀行の金利には範囲があるので、広告を見て申込みをしても実際に広告通りの最低金利が適用されるかはわかりません。しかし財形住宅ローンの場合は、〇%という明確な数字が提示されるのです。

4.どんな人が財形住宅ローンに申込みできるのか?

さて、財形貯蓄をしていて300人以下の企業にお勤め、もしくは子育て中の世帯に低金利な財形住宅ローンを使うには、具体的にどのような条件があるのでしょうか?

以下の条件を参考にしてください。

  • 自分で住むまたは所有するための住宅を建設・購入・リフォームする方

※現在、(独)住宅金融支援機構の融資を返済中の場合は、財形住宅ローンの本契約までに返済が完了すること⇒他社からの借り換えはOK!

  • 財形貯蓄をする方で、以下のいずれかに当てはまる方
  • ①一般財形・財形年金貯蓄・財形住宅貯蓄のいずれかを1年以上継続して行っている
  • ②財形住宅ローンの申込日から起算して2年以内に財形貯蓄の預け入れを行っている
  • ③申込日時点で財形貯蓄残高が50万円以上ある

5.財形住宅融資を使うにはどうすればいいのか?

まずは、自分の加入している財形貯蓄の契約は貯蓄タイプなのか、利子補給があるのか、今現在までの残高はいくらなのかを確認します。

財形住宅融資は会社を通して申込みできる場合と、個人で申し込みをする場合に分かれます。

勤務先が事業主転貸融資制度を挿入している場合はお勤めの会社が窓口となりますし、公務員などで共済に加入している場合は共済組合が窓口になります。

勤務先が窓口とならない場合は、直接、(独)住宅金融支援機構へ申込みをします。詳細が載っているリーフレットは、以下リンクよりダウンロードできます。

(独)住宅金融支援機構|財形住宅融資のご案内

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まとめ

子育て世帯に嬉しい財形住宅融資についてご紹介しました。年々、財形貯蓄をする企業の数は減っています。財形貯蓄をしているという事は、企業にきちんと務めているという1種の手形でもあります。是非その手形を住宅ローンにも大いに利用しましょう。

財形住宅融資については、当サイトの以下既存記事も是非ご参照ください。

財形住宅融資の金利はどれぐらい?特徴や金利の推移も知りたい!

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