お金は借りるべき?倒産させない会社を作るために経営者が覚えておくべきこととは?

お金は借りるべき?倒産させない会社を作るために経営者が覚えておくべきこととは?

事業を始める際に融資を受けずに事業を始めることができる、また借金はしたくないとお考えの方もいらっしゃるでしょう。

しかしながら、融資を受けずに事業を始めることができる方もお金を借りたほうが良いという考え方もあります。

なぜでしょうか?今回はその考え方についてご説明していきます。

1.早く利益を残したいなら借金したほうがいい

次の例で考えてみましょう。

代表者Aさんは整骨院を経営しています。

一人ですべての施術を行えば70万円稼ぐとこができます。

一人従業員を雇うことで給料を30万円支払います。

従業員は50万円売上をあげてくれます。

(1)お金が無くて従業員を雇わない場合

今まで通りAさん一人で70万円稼ぎ続けます。すでに、Aさんは目一杯働いていますので、これ以上の施術を行うことができません。仮に患者さんが増えてきたとしても受け入れることができなくなります。

(2)借金をして追加で50万円売上があがった場合

従業員を一人雇うことで30万円給料を支払いますが、施術できる件数が増えますので売上が50万円追加になります。差し引きで20万円利益が残ります。年間で240万円利益が増えるわけです。返済を考えたとしても手持ちの資金は増えていくでしょう。このチャンスを掴み利益を残すためにはお金を借りる必要があるのです。

2.必要ないからと創業融資を利用せずに倒産してしまった事例

創業1年以内に倒産する確率は、約60%と言われております。

経営者の方で、目標通りの売上を達成している会社は、ほんの一握りなのです。

だいたい〇〇円売上が見込めるから、お金なんて借りなくてよい!と考える方も多いと思いますが、万が一売上がなかなか作れず、最初に投資したお金が無くなってしまった場合どうなるのでしょうか?

経営が厳しいときには、お金を借りるのは難しいです。

経営が厳しくなる可能性は誰でも抱えておりますので、創業してすぐの余裕のあるときに1回目の融資を終わらせておくことが重要といえるでしょう。

【創業してすぐに融資を受けず、後々融資を受けられなかった方の事例】

創業して1か月目は、通帳に残金が100万円程度あったお客様がおりました。

予定では、毎月100万円の売り上げが立つ予定だったため、すぐに融資は必要ないということで、融資は受けませんでした。

しかし、5か月後に思ったように売上が伸びず、現金が残りわずかになったときに融資を受けたいという連絡がありました。

おそらくこの方は、創業して1か月目に融資を受けて入れば、300万円~500万円の融資は受けられたはずです。

売上が伸びずお金がほとんどなくなった時には、融資を受けることができませんでした。

3.融資は、創業してすぐがオススメ!

個人事業主の場合には、スタートしようと考えているときに融資を申し込むべきですし、法人であれば、履歴事項全部証明書を入手したらすぐに融資を申し込むべきです。

業績が悪くなってからの融資は通りにくいということを覚えておきましょう。

4.創業融資は、日本政策金融公庫がオススメ?

政府系金融機関である日本政策金融公庫では、金利が年2%程度です。

状況によっては、1%前半の場合もあります。

政府が100%出資している個人事業主や中小企業を支えるためにできた金融機関なので、融資を受けやすいといえるでしょう。

5.借入を行うことが将来のリスクヘッジに!

融資を受ける時は資金繰りが悪い時が多いでしょうが、実際のところ金融機関というのは資金繰りが本当に苦しい時はお金を貸してくれません。

事業を開始して思うように利益が残せず、徐々に資金繰りが悪くなることもあるでしょう。そうなってしまうと、融資を申し込んでも貸してくれる可能性が低くなってしまいます。

ですが、創業当初であれば日本政策金融公庫からの融資は受けやすいですし、資金を事前に確保しておけば、もし資金繰りが悪化してしまった場合も対策がとれるでしょう。

つまり、借入が、将来的に売上が伸び悩んだときのリスクヘッジになるのです。