自己資金が全くなくても融資は受けられるのか?

自己資金が全くなくても融資は受けられるのか?

融資を受けたいが自己資金が全くない、そのような方がお金を借りることは出来るのでしょうか?

また、その方法とはどのようなものなのでしょうか。いくつかのパターンに沿ってご説明しています。

1.いつお金を借りるのかによって方法が異なります

自己資金が全くなく、お金を借りたいと思った場合には、今すぐにお金を借りたいのか、それとも創業までにまだ半年から1年ほどの時間的な猶予があるのかでは、融資を受けるための方法が少し異なります。

2.創業するまでに時間がなく、すぐにお金を借りたい場合

自己資金が全くなく、融資を受けたい場合には、創業するにあたり準備不足と判断されてしまい、融資の審査が厳しくなってしまいます。

そのため、少しでも手元にお金を貯めていた方が融資を受けることができる可能性が高くなります。

ただ、自己資金がなくても以下のような方法で融資を受ける可能性を高めることができます。

※注意点

以下の方法で、自己資金がなくても借りられる可能性が少しは高まりますが、自己資金がなくても絶対借りられるという方法ではないので、ご注意ください。

(1)知人に事業参加してもらう方法

友人知人と共同で創業するという形をとることによって、その方のお金を自己資金とすることができます。

(2)家族や親族に事業参加してもらう方法

家族や親族と共同で創業するという形をとることによって、その家族や親族のお金を自己資金とすることができます。

(3)担保を設定する方法

創業するにあたって日本政策金融公庫からの融資受けることは、担保がなくても、保証人がいなくても可能なのですが、もしも土地や建物を保有している場合には、あえてそれらを担保として設定することによって融資を受けやすくすることができるのです。

ただし、住宅ローンを組んで不動産を購入している場合には、その不動産を担保にすることができないこともあります。

3.創業するまでの期間が半年から1年ある場合

現在は、自己資金が全くないが創業するまでに半年から1年ある場合には、融資を受けるまでに、少しでも有利になるように準備することができます。

創業するまでの期間を大切にして、次のようにして自己資金を増やすことができます。

(1)創業するまでの期間に1円でも多くのお金をためます

自己資金は1円でも多く用意していた方が融資を受けられる可能性が高まりますので、たとえ少しの期間であったとしても、創業する、という目標を達成するために、頑張って少しでもお金を貯める努力をします。

(2)自己資金を貯めるためにできることは何でしょうか

A.休みを返上して働いてお金を貯める

日本政策金融公庫で融資を受けるためには、半年間の通帳を提出する必要があります。

まずできることとしては、少しでも空いている時間があれば、お金を稼ぐことに注力します。

例えば土曜日、日曜日などにアルバイトをすることによって、ひと月に5万円程度稼ぐことができれば、半年では30万円ほどのお金を貯めることができるのです。

B.無駄遣いを徹底して廃することによって生活費を切り詰めてお金を貯めます

生活費の見直しをして、無駄遣いを徹底して廃することによって、ひと月に1万円から3万円程度の支出を削減します。

そうすることによってお金を貯めることができるのです。

C.親からの援助をお願いしてみます

自己資金は、自分または配属者の通帳の残高を増やした方がいいため、創業する少し前に両親から生活費を援助してもらうことによって、給料をそのまま自己資金とすることができるのです。

(3)自己資金がある程度あれば融資を受けることができるのでしょうか

例えば、創業するまでの期間が半年であったとすると、その間に50万円から100万円貯める事ができれば、融資を受ける事ができる可能性はぐっと上がります。

そのため、創業までの期間でなんとか努力をして1円でも多く、自己資金を貯めた方が良いです。

4.自己資金が全くない場合に、絶対にしていけないことはなんでしょうか

(1)「見せ金」には注意します

自己資金が全くない方がよくやってしまう方法として、誰かに一時的にお金を借りて、そのお金を自己資金として申告してしまうことがあります。

これを、「見せ金」と言います。

金融機関も、そのような「見せ金」をすることによって融資を受けようとする事例をたくさん見てきていますので、変な嘘をついても必ずわかってしまいます。

そのためそのようなことはしない方が賢明です。

(2)「タンス預金」には注意します

日頃から、500円玉貯金など、地道にちょこちょこと貯金をして、30万円程度貯めたということであれば、日本政策金融公庫も信用してくれる事もあるかもしれませんが、通帳には残高が全くないのに自宅には「タンス預金」が100万円あります、と言っても絶対に信用してくれることはありません。

誰かに手渡しでお金を借りた、と判断されてしまうため、自己資金として「タンス預金」を使って融資を受ける事はしない方がいいです。

5.一度面談に落ちると、その金融機関では融資が受けにくくなります

日本政策金融公庫では、1度面談で落ちてしまうとその時のデータは残しておきます。

融資の制度上、半年以上期間が経過する事によって再度融資の申し込みをする事ができますが、

一度落ちてしまうと融資は受けにくくなってしまいます。

まとめ

自己資金がなくても融資を受けられた!という方は、数多くいますが、自己資金がある方に比べると借りられる可能性は下がります。

日本政策金融公庫の担当者は、お金を貸すか貸さないかの判断で、計画性をチェックします。

自己資金がない方は、計画性がない!と判断されやすいので、時間があるのであれば自己資金と貯めることをお勧めします。

ただ、1日も早く起業したい!という方は、今回説明した内容を試してみてもよいでしょう。少しでも融資の成功確率を上げたいのであれば、融資の専門家に相談してみてください。