1人暮らしの貯蓄額は「平均」822万円に対して「中央値」はたった20万円!1人暮らしのほぼ半数が貯金ゼロって本当??

1人暮らしの貯蓄額は「平均」822万円に対して「中央値」はたった20万円!1人暮らしのほぼ半数が貯金ゼロって本当??

1人暮らしをしている方の貯金額ってどれくらいなのでしょう?

自分の貯金額って少ない?

大丈夫かな・・

と心配になる方も多くいらっしゃると思います。今回は単身者の貯蓄額についてご紹介します。

1.1人暮らしの貯蓄額!平均値と中央値

金融広報中央委員会の「単身世帯調査(2016年)」によると、単身者の貯蓄額「平均値」は822万円となっています。

みんなそんなに貯金しているの?と不安になってしまいますよね。

しかし単身者の貯蓄額の「中央値」はたったの20万円なのです。

つまり調査対象者を貯蓄額順に並べて真ん中にくる人の貯蓄額が20万円ということになります。単身者の貯蓄額の「中央値」が20万円と聞いて、少ないと感じる方もいらっしゃるでしょう。

なぜ貯蓄額の「平均値」が822万円なのにも関わらず「中央値」が20万円まで下がってしまうのでしょうか?

※「平均値」と「中央値」

「平均値」は極端に高い数値や低い数値があると、高い数値や低い数値に引っ張られてしまうので、真ん中の数値とは離れた数値が算出される場合があります。「中央値」は低い数値と高い数値を並べ真ん中にきた数値のことです。貯蓄額を見る場合などは「平均値」より「中央値」をみたほうが現実的に感じるでしょう。

1人暮らしの貯蓄額は「平均」822万円に対して「中央値」はたった20万円!1人暮らしのほぼ半数が貯金ゼロって本当??

2.「平均値」と「中央値」がこんなに違う理由ってなに?

単身者の貯蓄額に関する調査結果で「平均値」が822万円「中央値」が20万円でしたが、平均値と中央値でなぜこんなに金額が違うのでしょうか?いくつかのポイントから見ていきましょう。

(1)一人暮らし世帯のほぼ半数が貯金ゼロ!

20代~70代の一人暮らしの方で金融資産つまり貯金額が0円の方がどれくらいいるのかご存じですか?なんと1人暮らし世帯の約半数である48.1%が貯蓄額0円なのです。平均値が822万円であっても約半数が貯金0なのですから、中央値が引っ張られて20万円と低い数値になってしまっています。

一人暮らし世帯で貯蓄額0円の世帯数は徐々に増加してきており、貯蓄額0円の世帯が50%を超えると一人暮らし世帯貯金額の「中央値」は0円になってしまいます。1人暮らし世帯の貯蓄額が0円の割合が多くなれば「中央値」は0円に引っ張られて低くなってしまいます。

1人暮らしの貯蓄額は「平均」822万円に対して「中央値」はたった20万円!1人暮らしのほぼ半数が貯金ゼロって本当??

引用:金融広報中央委員会

(2)年収300万円以下の単身者の貯金額が関係??

収入が低ければ、必然的に貯金できる金額も少なくなるでしょう。年収300万円の一人暮らし世帯数が増加してきているため、貯蓄額0円の一人暮らし世帯数も増加しています。貯蓄額0円の一人暮らし世帯が増加するため「中央値」が低い数値に寄ってきていると考えられます。

(3)若い世代の貯蓄額が少ない?

「中央値」が20万円にとどまる理由として、20~30代の学生などの若者の単身者が貯蓄していないために全体の貯蓄額の「中央値」が引き下げられているのだろうとお考えではありませんか?実は貯蓄額0円の一人暮らし世帯数は年代に関係なく、どの世代にも多い割合が出ているのです。20代については59.3%の一人暮らし世帯が貯蓄額0円となっており、全体の3人に2人が全く貯金していない状況です。

しかしこれに劣らず30~50代の一人暮らし世帯のうちほぼ50%が貯蓄額0円世帯なのです。すべての世代でまんべんなく貯蓄額0円の一人暮らし世帯が存在するため、一人暮らし世帯の貯蓄額の「中央値」が低くなっていると言えるでしょう。

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3.単身者の貯蓄額、なにを目安にすれば良い?

単身者の貯蓄額の「平均値」は822万円「中央値」は20万円です。平均値と中央値で差がありすぎてどちらの金額を目安にすれば良いか迷いますよね。ご自身の貯蓄額が中央値の20万円前後であるからといって安心できるわけではありません。

しかし平均値の822万円ほど貯蓄するには気が遠くなりそうですよね。もちろん貯蓄額の平均値には年収が高い単身者の貯蓄額も含まれるわけですから、ご自身の生活に合わせて貯蓄額の目標設定をすると良いでしょう。中央値の20万円を最初の目安にしてみてはいかがでしょうか。

4.貯蓄額が高い世帯は資産が増えさらに裕福になっている?

1人暮らし世帯の約半数が貯蓄額0円であるとご紹介しました。

では貯蓄がある一人暮らし世帯の金融資産保有額は一体どれくらいあるのでしょう。

貯蓄がある一人暮らし世帯の貯蓄額は年々増加しています。貯蓄がない一人暮らし世帯と比較し、リスクを負う可能性もありながら投資を行うことで資産を増やしている方が多いと言えるでしょう。貯蓄のある一人暮らし世帯の方が資産を運用し貯蓄額を増やしていく中で、貯蓄額0円の一人暮らし世帯が全体の約半数に上ろうとしている。。。貧富の差が広がっていると言えるかもしれません。

まとめ

1人暮らし世帯の貯蓄額についてご紹介しました。単身者の約半数が貯蓄0という現実をどのように受け止めましたか?平均値と中央値と比較してご自身の貯蓄額はどのようなものだったでしょうか?中央値よりも貯蓄が少ない場合や貯蓄が全くない場合、今の生活を見直しご自身に合った方法で貯蓄をしていきましょう。貯蓄はいざというときに頼りになるものです。また貯蓄を始めることで今までの生活の中の「無駄」に気付くことができ、より快適な生活を送ることができるかもしれません。