確定拠出型年金は本当に貯金よりおすすめ!デメリットもご紹介

確定拠出型年金は本当に貯金よりおすすめ!デメリットもご紹介

お金を増やしたいと日頃アンテナを張って生活している人であれば、確定拠出型年金についての記事やチラシなどを見たことがあるのではないでしょうか。

確定拠出型年金は略してiDeCo(イデコ)。

iDeCoはふるさと納税、NISAと合わせてよく比較される節税御三家です。

特にiDeCoについては「イデコにはデメリットはない。誰でもやるべき」と考えるお金の専門家もいらっしゃいます。

その理由はなんでしょうか?

今回の記事では、確定拠出型年金(iDeCo)についてのメリットだけでなくデメリットや手数料についてお伝えします。 

1. そもそも確定拠出型年金とは

確定拠出型年金は本当に貯金よりおすすめ!デメリットもご紹介

①iDeCoは「個人年金」+「資産運用口座」の2つの機能を合わせたもの

「かくていきゅしゅつがたねんきん」。

まるで舌を噛みそうになる単語ですので、以降はイデコと記載させて頂きます。

イデコは何かと言うと、2つの機能を持つ金融商品です。

1つ目の機能は、個人年金。

2つ目の機能は資産運用口座です。

このどちらか1つの機能のみに着目したイデコの説明もありますので、イデコに2つの機能があることをまだご存じない方もいらっしゃいます。

ここでは、まずイデコとは「将来のための自分用の積み立て年金」そして「イデコで作った口座でオトクに資産運用できる」とだけ覚えておけばよいと思います。

確定拠出型年金は本当に貯金よりおすすめ!デメリットもご紹介

②スゴイ!iDeCoを始めると所得税と住民税が減る

イデコのスゴイところは、イデコを始めると税金が減る!という点です。

イデコの積み立ては毎月最低5,000円から積み立てられますが、イデコで将来の自分のために年金を積み立てると、積み立てた全額が税金の控除対象なのです。

会社員の場合、毎月の給料から所得税や住民税が引かれていますよね。

あなたがイデコを始めると、確かにイデコのために積み立てる掛け金を追加で支払うので支出は増えるのですが、税金は減ります。しかも、積み立てた掛け金は将来あなたに返還されるので掛け捨てではないのです。という事は、減った税金の分だけトクになります。

あらゆる税金控除の制度はありますが、全額控除という太っ腹な制度はイデコを除くと社会保険料のみ。(イデコの税金控除の正式名称は「小規模企業共済等掛金控除」と言います。)医療費控除の場合は、支払った額から10万円を指し引くという条件があるため、10万円以下の医療費の場合は控除できないですよね。

しかし、しつこいようですがイデコの場合は全額控除なのです。なお、人によりイデコに積み立てられる以下のように掛け金には上限があります。

・自営業者

:月68,000円

・企業年金未実施の会社員

:月23,000円

・企業型年金に加入している会社員

:月20,000円

・確定給付企業年金等に加入している会社員

:月12,000円

・専業主婦(主夫)

:月23,000円

・公務員

:月12,000円

掛け金の上限は、他の法律・制度で守られていない順に高い掛け金を設定できます。そのため、企業に所属していない自営業者が一番高い掛け金を積み立てる事が可能です。

③積み立てたiDeCoは60歳まで引き出せない。元本保証型と投資信託型を自由に組み合わせ可能!

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将来もらえる年金額が先細りしていく中で、「自分が高齢者になった時には、年金だけで満足に生活できるのだろうか?」と誰しもが一度は不安に思ったことがあるのではないでしょうか?実際、現役世代の私たちが年金をもらう頃には、今年金で暮らしている方々よりも確実にもらえる額は減っていることでしょう。

少子高齢化や経済の発展スピードの鈍化のため、それは避けられない事実です。

銀行に貯金をしても、金利は現在0.001%~0.002%。

定期預金にしても、キャンペーンを使っても最大2%程度です。

しかし、イデコで税金が減るとどうなるか?

例えば、あなたが38歳の会社員、そして年収450万円で厚生年金のみに加入している場合、年間18,000円の税金が減ります。あなたが定年退職(65歳)まで働くのであれば、単純計算して18,000円×27年=486,000円。ざっくり言って50万円がオトクになるのです。50万円あれば、家族でリッチな海外旅行もできますよね!

イデコでは

①元本保証型

②投資信託型

の2つを選ぶことができます。

「投資はしたことないから、元本保証型がいいな」という方は、元本保証の率を高く設定すればいいのです。

もちろん、100%を元本保証にして定期預金のような感覚でイデコを使うことも可能です。(それでも、税金が減る分定期預金よりはイデコの方がオトクです)

③個人が将来の資産を増やすための手助けツール:イデコ

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上記の画像は公式キャラクター:白イルカのイデコちゃんです。

あまり浸透していませんが、可愛いですね。国民年金や厚生年金のように国から強制加入させられるものではなく、個人的に加入するものです。加入するかしないかは、あなた次第。2017年1月までは加入できる人に制限がありましたが、1月以降は公務員・専業主婦・企業年金制度のある会社のお勤めの方でも新たに加入できることになりました。年間収入が130万円以上ある方なら誰でも、節税効果が望めます。残念ながら、年間収入が130万円以下の専業主婦などの場合は税金控除の恩恵は受けられませんが、資産運用での税金非課税という恩恵は受ける事ができます。

資産運用とは、持っているお金を増やす投資や株のこと。投資や株商品にはさまざまな種類がありますが、イデコでは現在約160あるイデコ取り扱い金融機関の中で積立投信や保険商品などの比較的リスクの低い商品から選ぶことができます。イデコはNISAと同じで、一人一つまでしか持てません。そのため、どの金融機関でイデコ口座を作るのか、どのプランで資産運用をするのかはよく吟味しましょう。

 

④資産運用をオトクにしよう!運用益&受取時の税金が非課税に

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イデコは、ざっくり言うと個人年金の積み立てと資産運用という2つの機能があると前述しました。節税以外の2つ目のオトクとして、イデコの資産運用の非課税が挙げられます。株やFX、債権の購入などの資産運用であなたが儲けるとしましょう。「やった!投資した500万円が3年で650万円になった!」となった場合、増えた150万円の20%は所得税として税金で引かれてしまいます。悲しいですね。

そこで、非課税枠のあるイデコの口座で株を買えば、儲けたお金に税金がかからずに済むのです。「あれ?資産運用の非課税と言えば、NISAもあるよね」と気づいた貴方。するどいです。その通り、NISAとイデコはよく比較されます。

確定拠出型年金は本当に貯金よりおすすめ!デメリットもご紹介

 上記の図は、イデコとNISAと一般口座の比較表です。2018年1月からスタートする積立NISAも一緒に比較できます。この図から、イデコとNISAはまず運用できる期間が全然違うということが分かります。そうです、イデコの方が全然長いのです。その代わり、60歳まで資金をひきだすことはできません。

2.手数料の違い~手数料0円の銀行はどこ?

さて、ここまで読んだあなたらなら「よし!いっちょ、イデコやってみっか!」という気になったのではないでしょうか?イデコに関心が向いたのであれば、次は具体的な申込方法をチェックしてみましょう。

あなたがイデコの口座を作りたければどうすればいいか?答えは、「国民年金基金か銀行、証券会社に申込みをする」です。しかし、申込み先の銀行などにより手数料が違うので注意です。イデコを始める場合、完全無料ではありません。以下のような手数料が発生します。

【銀行でiDeCo口座を作ると発生する手数料】

  • 加入手数料・・・約0~1080円(加入時・移転時のみ)
  • 口座管理手数料・・・約0~500円(毎月)

イデコは国民年金基金(加入手数料2777円)よりも銀行の方が手数料は安いのでオトクです。銀行は銀行でも、扱う取り扱い銘柄の種類などが異なるので、チェックしましょう。例えば、「A会社の株を買いたい」とイデコの口座をB銀行で開設しても、B銀行でA会社の株を売っていなかったら買う事はできません。

証券会社の場合、加入手数料は2777円かかりますが幅広い取り扱い銘柄が魅力です。筆者オススメは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券です。

【おすすめ!口座管理手数料が0円の銀行&証券会社】

・SBI証券

・楽天証券

・マネックス証券

・イオン銀行

3.確定拠出型年金のデメリットとは

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税金も減る、60歳までの資産運用が非課税でできる、と大型メリットで私たちの将来を強力にバックアップしてくれるイデコですが、デメリットも併せてチェックしてみましょう。

【iDeCoを始めるデメリット】

①遅く始めると、それだけ運用益が減る

②口座開設手続きが面倒だ

③預けた資金は60歳まで引き出せない

1つ目のデメリットですが、イデコ口座を作ることができるのは20歳~60歳の国民年金加入者です。早く加入すればするほど、掛金が多ければ多いほど運用益は増えていきます。

2つ目の口座開設手続きですが、まずは申込み書類を取り寄せます。上記でご紹介した手数料0円の証券会社などで開設するのであれば、全てWebから取り寄せる事が可能です。書類が到着したら、イデコは個人年金ですので①あなたの基礎年金番号と②本人確認書類のコピーを提出する必要があります。

最後のデメリットですが、イデコに預けた資金は60歳まで引き出すことができません。(その代わり、掛け金は1年に1回(3~4月)に変更できます。)そのため将来もらうお金を増やしたいと掛け金を高めに設定して生活がキツクなってしまう。こんなことのないよう、しっかり専門家などに相談をしてから掛け金を設定することをお勧めします。

まとめ

毎月1~2万円を銀行に預ける余裕があるのであれば、その額をiDeCo口座に預けた方が絶対にお金は増えます。何故なら銀行の金利は0.001~0.2%程度ですがiDeCoの節税効果は30%程度。

しかし、一度積み立てたお金は60歳まで引き出すことができません。iDeCoの背景には、現在の高齢者のための財源にするという意図もあるからです。