イデコって主婦でも効果ある?わかりやすい確定拠出型年金の話

イデコって主婦でも効果ある?わかりやすい確定拠出型年金の話

食費や雑費の節約はしているけれど、何だかあまりお金が貯まっている実感がない。老後が不安。こんな方は、確定拠出型年金(iDeco)の利用はいかがでしょうか?イデコは毎月の掛け金5,000円から千円単位で始められる個人年金です。①投資などの資産運用が非課税になり、②60歳以降に引き出す際も税金の控除を受けられ、なにより③現在、所得税と住民税をを払っている方であれば税金が減るという3つの節税効果があります。

しかしながら「資産運用って何?」「手続きが面倒くさい」と、イデコの節税効果を知らない方は、こんな理由でまだ始めていない方も多いのが現状です。イデコは本当にオトクですので、主婦(主夫)の方もぜひ始めて欲しい!そんな思いから、今回の記事では「主婦にもメリットがある」確定拠出型年金についてご説明します。

1.主婦でも利用できるイデコは保険よりも利回りがいい

①約66万人が加入中!イデコに続々と加入する日本人

イデコって主婦でも効果ある?わかりやすい確定拠出型年金の話

確定拠出型年金(愛称:イデコ)は2001年からスタートしましたが、公務員の方や主婦など一部利用できない人達がいました。しかし、2017年1月に晴れてほぼ全ての方が加入できる制度と生まれ変わったのです。現在、約66万人の方が加入しています。

彼らの多くは、イデコの節税効果を主なメリットに感じています。

②イデコの基本は個人年金。加入するだけで税金が減る

イデコが何かというと、基本は個人年金です。個人年金とは、二十歳以上の人に義務のある国民年金や会社で納める厚生年金とは別の、個人的な年金です。「普通の年金があるから、個人年金はいらないのでは?」こう考える主婦の方もいます。もちろん、老後に向け充分に貯蓄や保険や資産運用がバッチリなのであれば、個人年金は特に必要ないかもしれません。

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しかし、貯蓄に関して言えば今は日本国始まって以来の長期・低金利時代。貯金をしても普通預金なら0.001%(ゆうちょ銀行、みずほ銀行等)と小数点以下のゼロが2つもある低金利です。

保険の場合、利回りがよく解約返戻金がある商品では毎月の保険料が高い場合が多いのです。今もっとも返戻率が高く保険料も安いと人気のオリックス生命の終身保険RISEの場合をみてみましょう。終身保険RISEでは現在、最大の返戻率は116.2%となっています。

返戻率116.2%を目指すには、年間98,280円(ひと月8,190円)の支払いが40年間(計3,931,200円)必要です。今これをお読みのハタチの方が60歳まで40年間支払い続けて、支払った掛け金が424,700円に増えます。40年間で42万円増えたということは、1年で1万円ですよね。しかし、イデコで個人年金を始めると、お仕事をお持ちの方であれば1年で最低でも約1万8千円の節税になります。利回りで計算すると、約30%です。保険で長い間保険料を支払うよりも、手っ取り早くイデコ口座に積み立てた方が約1.5倍以上オトクです。

③イデコの掛金は加入年齢と国民年金加入種別で異なる

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 図のコメントのように、保険の掛け金は「契約者が何歳なのか」「契約者がいくらの死亡保険金は欲しいのか」によって決められます。

イデコって主婦でも効果ある?わかりやすい確定拠出型年金の話

 これに対し、イデコの掛金は加入年齢と国民年金補保険者の種別をベースに、掛金を自分で決める事ができます。また、毎年1回までは掛金の額を変更できます。

国民年金の種別とは、以下のことです。

  • 第1号被保険者

(例)自営業者・無職の者・フリーター・アルバイト

  • 第2号被保険者

(例)サラリーマン・公務員の配偶者

  • 第3号被保険者

(例)主婦または主夫

主婦・主夫は第3号に属します。第3号被保険者は具体的に言うと、①社会保険に加入している第二号被保険者の配偶者である主婦で、②勤務先の社会保険に加入しておらず、③年間の収入が130万円以下の方、という3つの条件をクリアしている方です。しかし、第三号被保険者の方は税金を払っていないのでイデコ口座を作ってもトクするのでしょうか?

3.税金を払っていない主婦はイデコの恩恵はないのか

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結論から言うと、主婦がイデコをするメリットは半分になる、です。税金を払っていない主婦はイデコをしても税金は減りません。ふるさと納税で寄付をしても返礼品がもらえないのと同じです。

しかし、イデコにはNISAのように資産運用をする上で非課税になる!という2つ目のオトクがあるのです。

資産運用って何?」「お金持ちしかできないのでは?いいえ、資産運用はお金持ち向けのものもお金がない方向けのものもあるのです。資産運用には、以下のようにリスク(払ったお金が減ってしまう)とリターン(払ったお金が増える)のバランスによりいろんなタイプが存在します。

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筆者の場合、FXと投資信託(株・ロボアドバイザー)をやっています。積立感覚で月に数千円~数万円の範囲ですので、家計に負担のない範囲です。時間がなく投資への時間がさけないため、おまかせ運用という設定をして、たまに口座をチェックするだけです。初めての投資には、手数料無料(一部除く)で商品が圧倒的に豊富なSBI証券やAIを搭載したロボアドバイザーが運用してくれるTHEOがオススメですよ。(THEOでは最低ひと月1万円の入金が必要です。また、海外ETF株を購入するという手法の投資であるため為替の影響を受けやすい投資です)

SBI証券

THEO

※上記のURLをクリックすると、各公式ホームページにリンクします

投資を始めると以前よりも経済ニュースや株価について敏感になりますし、単純に働いた期間×給料という計算式ではない家計をみこめます。投資で得た利益は約20%の所得税が課せられますが、イデコの口座内のお金で株などの投資を行えば儲けた場合に非課税=税金ナシ、になります。

イデコって主婦でも効果ある?わかりやすい確定拠出型年金の話

上記の図をご覧ください。資産運用の運用益が非課税な金融商品は他にもNISAや積立NISAがあります。しかし、運用できる期間がイデコと全く違います。主婦が無理なく長期間で運用するならば、NISAよりもイデコが最適と言えるでしょう。

4.イデコで結局いくら得をする?

税金を払っていない主婦の場合、節税効果はありません。しかし、イデコ口座を使って運用した場合の利益には課税されないというメリットがあります。

年間20万円の利益が出た場合、20万円×20%の税金ですので4万円を節税することができます。年間2万円の場合は4千円ですね。節税プラス運用益はまるまる手に入りますので、イデコでよいファンドを定期的に積み立てれば、生涯で何十万円もの得をすることも可能です。「資産運用でそんなに利益は出るの?」このように思われる方もいることでしょう。

資産運用には、確かに大金をつぎこみ大金をなくしているというギャンブル的なイメージも強いかもしれません。しかし、大金の代わりに少額を、そして短期間ではなく長期間をかけて積立のような感覚で投資信託をすれば、リスクも低減されます。投資信託については、以下の図をご覧ください。

イデコって主婦でも効果ある?わかりやすい確定拠出型年金の話

 

一人で一つの会社の株をたくさん買うのではなく、みんなで沢山の会社や国の株や債券を少しずつ買う。これが投資信託です。最近の証券会社では、若者向けや初心者向けで一口100円から買える投資信託(SBI証券)があります。また、投資には①アクティブ型②インデックス型の2種類があるのですが、「できるだけ損したくない!」という方は市場平均というデータから運用をする②インデックス型を選べば、大暴落して大損することも防げるでしょう。または、イデコの金融商品のなかには定期預金タイプの商品もありますので、投資未経験の方は定期預金を選択するのもよいでしょう。

5.イデコの申込と手続きの話

イデコは約160の金融機関で取り扱っており、それぞれ投資の商品や手数料が異なります。

【おすすめ!口座管理手数料が0円の銀行&証券会社】

・SBI証券

・楽天証券

・マネックス証券

・イオン銀行

筆者がオススメなのは、上記の金融機関です。①手数料が安い、②ネットで気軽に申し込める、③わかりやすいサイトという特徴があります。イデコ口座を作るのは結構時間がかかります。イデコ口座は一人ひとつまでですので、本当に他にイデコ口座を持っていないのかなどを、金融機関が国税庁への登録確認する必要もあります。そのため、申し込み~口座開設まで全部で2か月ほどかかるので余裕を持って申込みをしましょう。

まとめ

イデコは少子高齢化を背景に生まれました。バブルのあと、日本経済は長期で低迷しています。銀行にお金を預けてもほとんど増えない、少子高齢化で社会保険料や年金の負担が増えて払えない人が増える。こんな中で、「どうせ年金を払ってももらえないのでは」と年金を未納する人が増加しました。

そこで日本政府は、国民年金をもらえる最低基準を従来の25年から10年に変更することを決め、さらに年金確保のための策を考えました。その1つが、確定救出型年金です。毎月5千円以上銀行で積立られるなら、イデコ口座で積み立てることをオススメします!ちなみに、イデコについては当サイトの既存記事確定拠出型年金は本当に貯金よりおすすめ!デメリットもご紹介も是非ご覧ください。