子供にお金の教育!いつからすれば良い?

子供にお金の教育!いつからすれば良い?

村上龍さんによる「13歳のハローワーク」という書籍が2003年に発行され、大ベストセラーとなりました。

子供へ早期から職業観を身に着けさせるという発想はそれまでなかったのですが、この本は日本の教育界へも大きな影響を与えました。

さらに、キッザニアやカンドゥーなど子供のための職業訓練施設は近年充実しています。

では、子供へのお金の教育はどうなのか?

日本人は外国人に比べ、子供へお金の教育をしたがらない風潮がなぜかあります。

しかし職業と同様、お金の教育も子供にとっては最も大切なことの一つではないでしょうか?

今回の記事では、子供へのお金の教育はいつから始めればいいのか?どのように始めればいいのか?という内容をメインにお伝えしようと思います。 

1.そもそも、あなたはお金の教育を受けましたか?

子供にお金の教育!いつからすれば良い?

子供へのお金の教育という話をする前に、まず自分自身はお金に教育を受けたかな?と振り返ってみましょう。

一般的には、お金のかかわりは幼少の頃はお年玉なのではないでしょうか。

筆者の場合、毎年おばあさんがくれたお年玉の一部をマンガやお菓子を買うために渡してくれ、残りは母が貯金してくれていました。

つまり、自分でお金の管理は全くしていません。

高校生になるとアルバイトをする方も多いかもしれませんね。

その際も、分かることと言えば、時給が高い方がいい、長く働けばたくさんお金はもらえる、といった程度です。

お金の一部を投資に回そうとか、将来のために積立預金をしようなんて夢にも思いませんでした。

お金の教育とは、何も大学の経済学部で学ぶような高尚なものだけではありません。

お金の使い方のバランスはどうすればいいのか、将来のための資金はいつから貯める必要があるのか、など、実際的なお金の知識も私たちには学ぶ必要があります。

なぜなら、お金は社会で生きるために絶対必要なものです。

漢字を習う、物理を学ぶといった知識ではなく、どちらかと言うと挨拶をする、電車に乗る時は並んで待つといった生活習慣の近い学びと言えるのではないでしょうか。

そう考えると、小学校、中学校はおろか、大学でも専門学校でも、特に意識して学ぼうとアクションを起こさないと、わたしたち多くの日本人は子供時代にお金の教育を受ける機会を与えられていません。

2.海外では子供にいつからお金の教育をしているのか?

子供にお金の教育!いつからすれば良い?

では、海外では子供へのお金の教育をいつから始めているのでしょうか?

ビートルズの国・イギリスは子供へのお金の教育が発達している国として有名です。

日本でも2018年1月から実施されるジュニアNISA(子供名義の少額非課税投資口座)はイギリスのISA(Individual Sevings Account=個人貯蓄口座)を参考に作られたものです。

イギリスでは、新ナショナル・カリキュラムとして学校教育で金融を含めた経済教育を11歳から実施しています。

それだけではなく、数学科目の中でも金融に関係のある考え方(年利、単位など)を教育しています。

アメリカでの子供へのお金の教育は州ごとにバラツキがあります。

しかしながら、2013年には金融教育委員会が学生や社会人向けの「金融リテラシーおよび金融教育改善法」が発足され、若年層向けのキャンペーンも実施されました。

3.家庭では4歳からおままごと、学校では中学校社会で契約責任を学ぶ

子供にお金の教育!いつからすれば良い?

さて、前置きが長くなってしまいましたが本題に入りましょう。日本では一般的に「家庭では4歳~」おままごとやお手伝いを通じて子供はお金と関わる経験をします。

学校で本格的に学ぶのは中学生からです。

 ①【4~6歳/家庭】おままごとで「お金は物やサービスとの交換ができる」とわからせる

何となくお金に触る経験をするのは4歳からがよいでしょう。筆者には今3歳の子供がいますが、3歳前半まではまずお金を投げたり破ったりする可能性もあるからです(笑)

100円ショップにもおもちゃの財布やお金がセットになったものが売られています。

手作りのお金でもよいでしょう。最初はお金と物を交換するという仕組みを子供は良くわかっていません。

物をくれただけでなくお金もくれて、最初はめちゃくちゃです。

それが5歳になると「今日は売り切れです」6歳になると「もっと安くできませんか?」と交渉することまでできるので(児童館の子供はそうでした)、おままごとで学べることって侮れません。

 ②【小学1~2年生/家庭】お手伝いで「お金は労働でもらうことができる」とわからせる

学校に入学したら、本格的にお手伝いをさせましょう。幼児の時も自分の茶碗は自分で下げる、脱いだ洋服を洗濯機に入れる程度のことは積極的にさせましょう。しかし、それらは自分で自分のことをするという行為ですので労働ではありません。

新聞を取りに行く、植物に水をやる、パパを起こす、といった簡単なことから、牛乳を買いに行く、お皿を洗うといった正真正銘の労働まで、お手伝いの種類はさまざまあります。

子供が楽しめてちょっとしたお金ももらえるというモチベーションの続くお手伝いをさせてあげましょう。あなたも助かりますし、子供も社会の一員になった気がして嬉しいですよね。

 ③【小学3~5年生/家庭】値段について知る、目標を決める、お小遣い帳の付け方を教える

子供にお金の教育!いつからすれば良い?

さて、この年齢になるとお年玉やおこづかいで貯めたお金も結構増えているのではないでしょうか。

この年代になると欲しいものがもっと増えてきます。男の子であればゲームソフトやキックスクーターなどの乗り物系、女の子であれば「ラブあみ」や「ぷにジェル」などのメイキングトイが人気です。

「〇〇が欲しい!」とねだられたら、まずは「それって、いくらなの?」と値段を見る癖をつけさせましょう。

そして、今現在自分の持っているお金はいくらなのか、欲しいものを買うにはいくら足りないのか計算させるのです。これはとても重要なことです。

小学生高学年になれば、おこづかい帳をつけさせるのもよいでしょう。ゲーム感覚でできる子供用のカワイイおこづかい帳も売っています。「お金のことを知るのは楽しい」と感じさせられれば、金銭感覚に強い子に育ちます。

 ④【12歳~/家庭】(ネット検索で)価格を調べる、必要ないものは自分で売る

 【学校】契約責任について知る

子供にお金の教育!いつからすれば良い?

【家庭では】

中学生以上になれば、今やスマホを解禁しているご家庭もあるかもしれません。

大人がショッピングする際は、いくつかの店やサイトを見比べる方が多いことでしょう。同じように、子供にも欲しいものがあったら、そしてそれが高額なものであれば、店ごとの値段を比較するということを教えましょう。

価格の比較はネットがお手軽です。同じものが売られていたら、安い店で買うのが一番です。しかし、安くても送料などの手数料で安くならない場合もあるのです。ネットの方が安いけど、送料がかかるから近所の店で買おう。このように、1つのものを買うのに考える癖をつけることができます。

子供にも、何か買う時に比較をする癖をつけさせるのは良いことではないでしょうか。また、必要なくなったものをフリーマーケットやブックオフなどに持ち込み売るのは、子供は大好きです。部屋も綺麗になり一石二鳥ですよね。お子さんのための貯金をしているのであれば、その通帳をこの頃から見せるのも良い経験になると思います。銀行はなぜあるのか、銀行は何をしてくれるのか、などを少しずつ理解していきます。

※ SNSなどでトラブルに巻き込まれることもあります。スマホやPCを子供に触らせる際はしっかりと時間制限をしてフィルタリングを忘れないようにしたいですね

【学校では】

中学校の社会科の科目で、契約の重要性やそれを守ることの意義、個人の責任について学びます。

4.今からでも遅くない!お金の学校とは

お金について早く学ぶことは悪ではありません。日本ではなぜか下世話なイメージがつきまとうお金ですが、小さい子供だってお母さんの財布には興味深々です。

小さいころにお金の教育を受けなかった方は、社会人になってからでも遅くはありません。フィナンシャルプランナーがよくやっているお金の無料相談では保険の勧誘を受けるものも中にはあります。

しかし、スクールであれば勧誘の心配はありません。

 お金の教養が身につく総合マネースクール|Financial Academy

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お金は死ぬまで関わらなくてはいけないものです。「お金だけが全てではない」とはよく言われる言葉ですが、しかし最低限のお金もないと人間としてイキイキ暮らすことも難しくなってしまいます。

時間やお金に余裕がある方は、社会人の学び直しとしてお金の教養を身に着ける事も損ではありません。

 まとめ

日本では最近、プログラミングや英語などの科目追加など小学校からのカリキュラムが大幅に改善されています。金融教育についてもその流れがあり、高校生の家庭科で「クレジットカードの適切な利用や多重債務問題、消費者生活と生涯を通じた経済の計画」について学びます。義務教育でもわずかながら、お金の教育をするようになったのです。

お金については学校だけ、家庭だけ、ではなく、家庭と学校の双方でも教育が大切です。