社会問題になりうる【老後破産】とは?

社会問題になりうる【老後破産】とは?

近年、問題にもなっている「老後破産」ですが、詳しい内容を皆さんはご存知でしょうか?

なんとこの「老後破産」、今や16人に1人という確率で対面しているのが現状です。

無関係だと思っているあなたも、もしかしたら「老後破産」をしてしまうかもしれません。

なってからでは遅い「老後破産」について、ご説明していきます。

老後破産とは?

老後破産とは

そもそも言葉だけでは読み取りにくい老後破産ですが、その具体的な意味というのが、地域によって異なりますが、その土地ごとに生活することが出来る最低生活費(最も高い都市で167,170円・最も低い都市で130,680円)を下回る収入だったとしても保護を受けていない高齢者、つまり財産を全て失い破産状態である高齢者の事を、「老後破産」と言います。

この老後破産ですが、近年では珍しいことではなく、意外と「老後破産」に頭を抱えている高齢者の方は多くいます。

もちろん、あなたも可能性がゼロというわけではありません。

「老後破産」の可能性は誰にでもありうることなのです。

退職後の心配事とは?

現在の定年退職間近の方が退職後に心配していることというのが「生活費」です。

下記の図をご覧ください。

退職後に心配していること

上記を見ても分かるように、「生活費」に関しては52.9%の人が心配しているという結果が出ています。

当然、給料が入ってこないとなれば生活していくうえで心配になる気持ちも分かります。

今まで通りの生活は出来ない、と考えていたとしてもなかなかすぐには生活の質を変えられないものです。

このことに加え、公的年金も今の高齢者のようにはもらえない、と考えている方も多くいます。

これらの事を踏まえ、「老後破産」をしない為にも、今から出来ることは実践しておきましょう。

老後破産しない為には?

老後破産しないために出来ること

Ⅰ.ねんきん定期便の確認

ねんきん定期便というのは、­保険料を納付した実績であったり、将来受け取ることが出来る年金額をシークレットはがきのような形にして年金機構が送ってくれるものです。

この年金額を知っておくことである程度安心出来ます。

しかし、年金額で生活をしていくのは到底難しいことでしょう。

また、現在20代である若い世代に関しては特に年金が減っていくとも言われています。

現在の1カ月の生活費がいくらになるか、また、将来いくらくらいの年金を受け取ることが出来るのかをねんきん定期便で確認しておき、ある程度の貯金をしておくことが一番望ましいと言えるでしょう。

Ⅱ. 個人型確定拠出年金制度の利用

個人型確定拠出年金(iDeCo)というのは、公的年金とは違い、自分で自由に入会することが出来る私的年金の事を言います。

国民年金・厚生年金では、生活がキツくなっていくのは目に見えていますが、これらの年金に加えてこの私的年金を足すことによって少しでも生活の足しになる事が考えられます。

このiDeCoは、月々の掛金を5,000円から1,000円単位で決めることが出来るため、自分の行える範囲で将来の受け取り金額を増やすことにも繋がります。

また、iDeCoを始めるメリットとして、下記のようなことが挙げられます。

iDeCoを始めるメリット

このようなメリットがあり、将来使用出来るお金を増やすために掛金を行うとなれば、今の内から始めて計画的にお金を増やしていくのもいいかもしれません。

Ⅲ.住宅ローンを終了させておく

多くの人は住宅ローンが65歳や70歳まで、また、退職する際に支払われる退職金を住宅ローンの返済にあてる、と考えていますが、本来退職金というのは退職後の生活費として考えておく方が良いでしょう。

退職金を住宅ローンの返済にあてると考えるのは、極めて危険なことなのです。

住宅ローンの返済方法の一つで、変動金利型・固定金利型・全期間固定金利型がありますが、変動金利型の場合、金利が上がることにより利息ばかりの支払に追われ、元々の住宅の返済が減っていかず、最終的に返済期間終了を迎えても元金が残る、という状態になりかねません。

その一方、固定金利型・全期間固定金利型の場合は、金利の変動があったとしても、契約時の金利のまま返済額の計算がされるため、金利が上がっても、直接影響がありません。

このことから変動金利型で契約をしている方は、固定金利型へ借り換えをしておくことをおすすめします。

また、繰り上げ返済などを利用し、65歳までに返済を終えられるようにしておきましょう。

Ⅳ.不要な保険の解約

種類が多くある生命保険ですが、多くの人は万が一の為に備えて入会をしますが、この生命保険も保険金額の減額・解約を考える機会は多くあると思います。

例えば、子供の成長に合わせて必要な保障額は減少していきます。

必要がないと思えば、解約することが大切です。

また、ケガや入院の際にかかる費用を補ってくれる医療保険ですが、貯金がある程度あるのであれば解約をし、将来の為に貯金をすることを考えても良いでしょう。

Ⅴ.出来るだけ長く働く

老後破産をしない為に、自分自身が出来るだけ長く働くという事は大事なことです。

退職後の65歳から10年間、身体に無理なく働くとなれば貯金を多く崩さずに生活することが出来、必要となる貯金額も減るため、75歳を過ぎた時に無理のない生活を送ることも可能です。

また、貯めてきたお金にも手を出さずにいればお金を長持ちさせることにも繋がります。

人生何があるか分からない為、長生きすることも頭に入れておいた方がいいでしょう。

まとめ

社会問題でもある老後破産ですが、今のうちからしっかりお金のことを考えておけば回避出来ることでもあります。

また、周りの話を聞いたり相談をしたりすることも大事なことです。

自分自身の事ですので真剣に考え、出来ることは今のうちから始めておきましょう。