貯金が多ければ必ず幸せ?貯金女子なのに幸福度は低いのはなぜ?

貯金が多ければ必ず幸せ?貯金女子なのに幸福度は低いのはなぜ?

大卒で大手メーカー勤務のA美(28)さんは、入社時からの積立貯金とボーナスを合わせて既に1,000万円以上の貯金があります。

A美さんは、彼氏もいて仕事も順調。趣味のヨガや英会話も続けています。

普通に考えれば、誰もがうらやむポジションにいるはずのA美さん。しかし、人生において悩み事は尽きません。それは一体なぜでしょうか?

今回の記事では、貯金を多く持つ若い女性=貯金女子の幸福度について考えてみたいと思います。 

1. 貯金があるのにお金を使いたがらない貯金女子

冒頭でお伝えしたA美さんのように、貯金を1,000万円以上持つ20代の女性はたったの2.3%。全国で292万人という極少数の高所得者です。

彼女達は元々の年収も500万円以上と高いのですが、それに加えて節約でコツコツ1,000万円を貯めるのに成功しました。

「貯金女子 ブログ」のキーワードでネット検索すれば、貯金女子の節約術や精神論の書かれたサイトを見つけられるでしょう。

彼女達の共通点は、最初に貯金や節約に失敗しているという点です。

最初はお金をどんどん無駄遣いしてしまい、全然貯まらずに自己嫌悪の毎日。

それでもコツコツ貯めていき100万円を超える頃から、節約が苦ではなくなり貯金も大幅にアップするのです。

2.貯金をコツコツ貯めた人は、失うのが怖くなる

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では、貯金女子の多くが将来に不安を感じ、悩みをブログに投稿しているのは何故なのでしょうか?

「朝起きたらやかんを沸かして水筒にお茶を入れる」「一駅分歩いてバス代を浮かす」などなど。

貯金女子の節約へのバイタリティは尊敬すべきものがあります。しかし、仕事、恋愛、家族など、その他に夢中になるものがなく、ただ貯金に没頭しているようにも見えるのです。

彼女たちは何故貯金が十分にあるにも関わらず、節約を過剰にし続けるのでしょうか?

それは、貯金を失うのが怖いからではないでしょうか。

3.生活レベルを下げられない

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貯金1,000万円を貯められると、お金の自由が本来であれば増えるはずです。マンションの頭金にもなりますし、車も高級車でなければ手に入れられるでしょう。

贅沢な旅行も出来ますし、親へのプレゼントも頻繁にあげることも出来ます。

しかし、そんな支出をしてしまうと貯金は減ります。「減ると今までの努力が水の泡となり、生活レベルも下がるかもしれない」そんな風に貯金女子は考えるのです。

4.節約とダイエットは似ている

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貯金とダイエットは似ています。ダイエットでは、「痩せてジルスチュアートのワンピースを着る!」という目標ではなく「〇kgになる」という数字の目標をたてる事が一般的です。

ワンピースを着る、という具体的な目標なのであれば、体重が1キロ増えようが想定内と考えることができます。しかし、ダイエットの目標を数値で立てた場合、1キロでもリバウンドすると心理的に動揺してしまうのです。

同じことは貯金でも言えます。「海外旅行をしたいから貯金をする」という具体的な目標ではなく、「とにかく節約して貯金する」という目標だったら、いつその目標は達成されるのでしょうか?

終わりがない節約で、大抵の人は節約疲れを感じることでしょう。心の充実感がないまま貯金をし続けても、上には上がいます。芸能人、タレントなどのインスタやブログと自分の生活レベルを比べて、またため息。

それは幸せとは言えませんよね。幸せとは、人と比べることではありません。自分の心が満足することなのです。

5.心の幸福度の感度を上げよう

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お金を使うのは全て悪いことではありません。日頃節約していても、毎年クリスマスに家族でホテルのディナーを楽しむこと。とても素晴らしいことだと思います。

節約したいのは、ただの無駄遣いの場合です。

例えば、家に既にある同じようなものを買うこと。お金が厳しいのにクレジットカードで必要ないものを買うこと。これらは無駄遣いですので止めるべきです。

しかし、お金を使うことを極限まで削ってしまうと、まるでお金を使うことが罪悪だというように心が感じるようになるのです。この事は、心の幸福度が下がることに直結します。

節約疲れを感じたら、お金を節約する以外に楽しいことを見つけましょう。節約のしすぎで、心まで貧しくならないよう、電話おしゃべりでも、美味しいものを食べるでも、好きな洋服を買うことでも結構です。

貯金1,000万円もしくは500万円以下でもあれば、たまに浪費したところでまた挽回は出来ます。

6.何のための貯金なのか?

①日本人とイギリス人の考え方の違い

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日本人は老後までに3,000万円は必要と考えている方は非常に多いのが現実です。

現に、ネットや経済誌や新聞でも、「年金だけでは足りない。老後、その貯金で足りるの?」と不安をあおる広告が目白押しです。

しかし、イギリス人のリタイア後の平均貯蓄額は300万円です。国民性の違いと言えばそれまでですが、まずイギリス人は現金だけではなく株のような証券を若い頃から保有しています。

また、日本で生活保護を受けることは社会の敗北者のようなイメージが付きまといますが、イギリスではそうではありません。

リタイア後、自ら進んで生活保護の申請を受けます日本よりも生活保護の基準が低く、生活保護に申請することは一般的で税金も免除されるため、リタイア後のイギリス人はお金の心配なく生活を謳歌出来るのです。

②貯金には二つの目的があることを忘れない

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貯金には2つの目的があるのをご存じですか?一つ目は、老後資金や教育費のように「急に捻出することができない高額な費用を積み立てる」という目的です。

もう一つは、旅行や趣味など「人生を楽しむための費用を積み立てる」という目的です。貯金女子で将来に不安を抱く方は、2つ目の目標を設定していなかったのかもしれません。

まとめ

貯金はもちろん必要ですが、過剰に節約にハマるのも精神の安定性に影響します。貯金だけではなく、家族との時間や趣味や友人関係など、他に夢中になれるものを是非作りましょう。