弁護士保険には入っておくべき?

弁護士保険には入っておくべき?

「弁護士保険」という名前を初めて聞く方も多いかもしれません。しかし、最近ではこの弁護士保険への注目が集まっているのです。

弁護士保険は身近なトラブルに対する保証をする保険商品です。一体どのようなトラブルで、掛金はいくらぐらいなのでしょうか?早速みていきましょう。 

1. 弁護士保険の産まれた背景とは

保険は時代を反映します。時代が変われば、新しい保険が発売されます。働けなくなる不安を背景に、「就業不能保険」という保険が出たのも記憶に新しいところです。

では、弁護士保険が発売された背景とは一体何でしょうか?以前の日本と比べ、ここ数十年で弁護士に依頼する件数が増えています。それは、離婚件数です。

弁護士保険には入っておくべき?

図をご覧ください。昭和22年からの離婚件数の推移のグラフですが、2017年まで増加する一方です。しかし、日本全体の人口は今減少していますよね。このことにより、増々日本人の離婚率は上昇しているのです。

離婚だけではなく、ネットの普及により新たなトラブルも発生しています。

例えば、人気のオークションサイトのヤフオク!のトラブル。お金を支払ったのに商品を送ってこない、送ってきた商品が不良品だった等、多くの相談が弁護士サイトに投稿されています。その他には、チケットキャンプ(既に閉鎖済)でも消費者トラブルは続出でした。

いずれの場合も、損害を受けた人が個人的に相手に賠償等を求めた場合、スルーされてしまうケースが多発しています。

郵送で手紙を送っても無視され、電話をしても無視。このように、全く進展がない場合は泣き寝入りするしかありません。

そんな時に頼りになるのが、今回ご紹介する弁護士保険です。

2.生活のあらゆるトラブルに対応!弁護士保険とは

弁護士保険って一体どんな保険?ここでは、弁護士保険の大まかな概要についてご紹介します。

①こんなトラブルは弁護士保険におまかせ!

では、実際に弁護士保険はどのようなトラブルにかかる費用を保証してくれるのでしょうか?弁護士保険の特徴として、自分が加害者になった場合と被害者になった場合の両方で保証をしてくれるという点があります。

早速、事例をみていきましょう。

(1)交通事故の示談交渉

弁護士保険には入っておくべき?

交通事故には絶対にあわないという保証はどこにもありません。あなたがどんなに注意深く行動していても、突然、自動車が突っ込んでくる可能性だってあります。

弁護士保険では、あなたが被害者の場合だけでなく、加害者となった場合、さらに自分に責任のないもらい自己の場合の示談交渉費用を保証します。

「自動車の事故なら自動車保険があるけど」と思われる方も多いことでしょう。

確かに、示談交渉付きの自動車保険は多々あります。自動車保険には示談交渉付きの保険とそうでない保険があります。示談交渉付きの自動車保険であっても、もらい事故については追加料金がかかります。

弁護士保険に加入しておけば、自動車保険のもらい事故の部分をカバー出来るのです。

(2)離婚時の慰謝料交渉

弁護士保険には入っておくべき?

離婚する時程弁護士が頼もしく思える瞬間はありません。弁護士がいるかどうかで、その後法的に長期間支払わなくてはいけない金額が大きく変わるからです。

「弁護士に気楽に頼めたら、離婚したいのに」こんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?

弁護士に離婚の相談を頼む場合、着手金で10~20万円報酬金として30~50万円または財産分与分相当分の10%程がかかります。

その他にも、弁護士の移動費用(新幹線代など)や日当の支払いを入れると、少なくとも100万円は見ておく必要があります。

弁護士保険では、離婚相談料や着手金の一部について保険金が支払われます。案件によりますが、100万円かかるはずの費用が、弁護士保険のため35万円で済んだという方もいらっしゃいます。

(3)相続時の交渉

弁護士保険には入っておくべき?

高齢者が増えているため、相続の相談も今後増えていくと予測されます。相続に関して親族間で特に問題がないのであれば弁護士保険は不要です。

しかし、相続人が多い被相続人に多額の財産があるなどの場合、相続争いに発展することも少なくありません。

実際、平成14年から平成24年の間で相続争いの件数は10倍になっているとのデータ(司法統計 / 最高裁判所)があります。

弁護士保険があれば、弁護士をたてる費用がないからと泣き寝入りすることもないのです。

(4)貸したお金を返してもらう交渉

弁護士保険には入っておくべき?

個人の自己破産が前年比6.4%増というニュースが2018年2月に発表されました。

2017年の個人の自己破産の申請件数は68,791件もあったそうで、その一つの原因が銀行カードローンによる多額の借金だそうです。

個人が買い物をしすぎて借金が増えた場合は原因が自己にありますが、「貸したお金を返してくれないから」という理由で生活費がなくなりカードローンに手を出す場合もあります。こんな場合は、悔しいですよね。

弁護士保険があれば、弁護士をたてる費用の一部を保証してくれますので、貸したお金が返ってくる可能性が高くなります。あなたが「お金返して」と言って無視する相手でも、弁護士相手では素直にお金を返す可能性が高いからです。

この他にも、弁護士保険で保証されるトラブルは隣人とのトラブル、婚姻トラブル、子供のいじめトラブル、税金トラブルなどがあります。詳細は、以下の保険金支払い例のページをご参照ください。

プリベント少額短期保険~|保険金支払い例

※上記URLをクリックすると、プリベント少額短期保険の公式ページにリンクします

②掛金(保険料)はいくらぐらい?

最近話題の弁護士保険にはMikata(みかた)がありますが、気になる月々の保険料は月額2,980円です。思ったより高くないですよね。

その他には、ジャパン少額短期保険(株)の販売する月額590円の弁護士保険もあります。こちらは契約期間が1年限定です。サービスや支払われる保険料により差が出ますので、まずは資料請求して十分な検討をしましょう。

③保険金はいくら出る?

弁護士保険Mikataの場合、以下の限度額があります。

法律相談料保険金 1年間10万円まで
弁護士費用等保険金

一般事件

1事件100万円まで
弁護士費用等保険金

特定偶発事故

1事件300万円まで
通算支払い保険金限度額  1,000万円まで

④弁護士保険=少額短期保険?

弁護士保険という名称は、通称です。正式名称はプリベント少額短期保険弁護士費用保険です。最近、保険業界ではこの「少額」保険が流行っています。

少額保険は保険期間に制限のある保険で、保険金支払いについても全額ではなく一部という制限があります。このため、安価な保険料を実現しています。しかし、その分補償があまり手厚くないと感じる方もいるかもしれません。

事実、弁護士保険mikataでは保険加入後3か月は待期期間として一般事件についての保険金の支払いはされません

⑤一般事件と特定偶発事故

弁護士保険では、一般事件特定事故と分けて保険料を支払っています。まず、特定偶発事故とはその名の通り、偶然起こった自転車事故や自動車事故などを指します。

一般事件は、人と人とが争っている事件(隣人、夫婦、家族間etc)です。

4.自転車保険、賠償責任保険との違いとは?

弁護士保険では幅広くトラブルについて保証しますが、「そんなに幅広い補償はいらない。もっとピンポイントで欲しい」という方もいらっしゃると思います。

自転車保険は月額100円程度で入れる保険で、主に生協の共済を中心に販売されています。「100円程度だから入っても良いか」と気軽に加入する方も多く、特に小学生のお子様をお持ちのご家庭であれば、重宝する保険なのではないでしょうか。

他には、クレジットカード会社がよく扱っている個人賠償責任保険も弁護士保険と少しだけ似ています。どんな場合に使える保険かと言うと、以下のような場合です。

  • マンションで洗濯機の排水ホースが外れて階下に水漏れ
  • 飼い犬が散歩中、通りがかった人に噛みついてケガをさせた
  • 買い物に行った際、誤って商品を落として壊してしまった
  • 自転車で駅に向かう途中、人にぶつかってケガをさせた
  • 子どもがキャッチボールをしていて人の家の窓ガラスを割ってしまった

これらのケースを最高3億円まで保証し、月額100~140円程度の保険料なのです。

弁護士保険との違いは、自分が加害者になった場合のみを保証するという点です。自分が被害者になった場合は保証されません

まとめ

弁護士保険は、これから人とのトラブルを弁護士をたて解決したい方にはとても良い保険ではないでしょうか。

反面、保険料が割安なので支払われる保険金も一部になる、自転車事故や個人賠償責任の方が加害者という面では保険料が安い、などのデメリットがあります。