領収書とレシート、何が違う?

領収書とレシート、何が違う?

普段の生活から経理業務でレシートや領収書が必要になる時があります。

会社の経理を行う際、税務上レシートではなく領収書が必要になると思っていませんか?

レシートと領収書の違いを知っておきましょう。

1.領収書とレシートの違いについて

普段、商品を購入した時や食事代の精算時に、精算をしたことを示すためにレシートまたは領収書を受け取りますよね。

レシートも領収書も、商品購入の証拠になってくれます。

しかし、会社の経理担当者からレシートではなく領収書を提出してくださいと言われた経験はありませんか?

レシートでは、細かい商品名と商品ごとの値段が印刷されていて、宛名はありません。一方で領収書では購入した商品名の詳細記載はなく、購入額のみ書かれていて、宛名が記載されています。

あまり違いがあるようには思えませんね。

では、なぜ領収書の方が経理や税務業務を実行する際に必要とされるのでしょうか?

2.領収書が優先されるワケ

レシートではなく領収書を提出してくださいと言われる理由として、3つの点が挙げられます。

①宛名が記載されている

領収書には宛名が記載されています。

レシートに宛名が記載されていることはないですよね。

手書きで宛名が記載されていることで、「取引をしました」という証明になります。

宛名の記載がないレシートは、提出した本人ではなく他人が購入した可能性があります。不正を防ぎ、自分自身で購入し取引をしたという証拠となるため、宛名が記載された領収書が優先されます。

②取引の詳細が記載されている

領収書には、精算をした日付や宛名、発行人の名前、金額や商品名が記載されています。

領収書を発行したのが誰で、どこと取引をしたのかが証明出来る領収書と比較して、レシートには宛名や発行人が明記されていません。

取引の証拠としてレシートでは不十分であると言えます。

③手書きで記載されている

多くのレシートは、レジから印刷で発行されます。

印刷されたレシートの場合、文字が消えてしまうことがあります。

また、時間が経つと色が褪せて読めなくなることもあるでしょう。

しかし、領収書の金額や宛名、内容などは一般的に手書きで記入されています。

印刷よりも手書きの方が消えてしまう可能性が低く、取引をした証拠として有効に取り扱われます。

これらの理由から、商品の購入などの取引を「いつ・どこで・誰が・誰と」したかを示す証拠品としてレシートよりも領収書の方が優れているため、経理業務や税務の時に領収書の提出を求められることが多い、と言えるでしょう。

3.レシートでは全く意味がないの?

取引をした証拠としてレシートよりも領収書の方が有効である。とお伝えしましたが、取引の証拠としてレシートを提出しても意味がないワケではありません

むしろ、手書きで改ざんの余地がある領収書よりも、商品名や日付、発行者、商品ごとの値段などが印字によって記載されたレシートの方が信用出来る場合もあるのです。

以前、レジがまだ世間に浸透していなかった時代に、証明書として手書きの領収書を発行していた習慣が残り、今でもレシートより領収書が重宝されています。

しかし、近年ではレシートも十分に取引の証拠として提出出来る内容が記載されています。

4.領収書とレシートの両方もらえる?

領収書とレシートを両方発行してもらうことは出来ません。

レシートと領収書はどちらも取引をしたことを証明するための書類なので、発行した側がお金の管理をする時に同じ取引を2回計上してしまうことになるからです。

まとめ

昔、レジがあまり流通していなかったころ、手書きの領収書が取引の証明として重宝されていました。しかし、最近よく見るレシートにはこれまで証明書として扱われていた領収書と差異無い内容が記載されています。

取引をした証明として、レシートを提出しても問題はないです。

また、証拠として成り立つための情報が記載されている場合、メールやPDFの明細書も同様の役割を果たすでしょう。