
自分の資産を運用することで、将来のための貯蓄や不労所得による収益を得ようとお考えの方も多いでしょう。
資産運用の代表的な方法としてよく耳にする「マンション投資」は本当に儲かるのでしょうか?どのような投資であってもリスクは付き物です。
マンション投資を始める前に、リスクやデメリットについて知っておきましょう。
目次
1.マンション投資

一般的にマンション投資とは、一人暮らし用のワンルームマンションを購入し賃貸として貸し出すことによって、家賃収入を得ることを言います。
購入した賃貸物件を借りてもらうことで、不労所得や老後資金としての収入を得ることが出来るでしょう。
株式投資などよりもリスクが低く、節税にもなるなど様々なメリットがありますが、マンション投資にはもちろんリスクがあります。
マンション投資に限らず、投資の前にリスクやデメリットを知っておくことはとても大切です。
2.マンション投資のリスクとは?

マンション投資によって不労所得を得ることが出来れば、収入の足しにすることが出来ます。しかし「マンション投資」はやめておいた方が良い、という意見も少なくありません。
その理由として、考えられるリスクやデメリットが多いことが挙げられます。

代表的なリスクとして
- 借り手が見つからない
- 入居者の家賃滞納
- 地震や火災による影響
- 家賃の下落
- 投資資金の借入
- 賃貸管理会社が倒産
- 購入時や運用時に税金が発生
などがあります。
マンション投資を失敗せずに行うためには、リスクを出来るだけ小さくすることが必要でしょう。
それぞれのリスクを確認し回避法を考えましょう。
3.購入した投資用マンションの入居者が見つからない!

投資用マンションを購入!これで不労所得が手に入る!とお考えではありませんか?
購入したマンションを借りてくれる人、つまり住人が見つからなければ家賃収入を得ることは出来ません。安定した家賃収入を得るために入居者を獲得することが必要です。

物件が最寄り駅から遠く、築年数も10年以上であるにも関わらず他の物件と比較して高い家賃を設定した場合、入居者を獲得することは難しく、家賃収入をいつまでたっても得る事が出来ません。
投資した物件の入居者を獲得し空室を回避するために、立地や築年数を考慮した妥当な家賃を設定することが家賃収入を得るために最も重要と言えます。
4.入居者が家賃を払ってくれない!

家賃を支払ってくれる入居者が見つかり一安心したことでしょう。
しかし入居者が家賃を滞納する可能性もあります。
何年も家賃を滞納し回収にとても苦労した、という例もあります。
もちろん家賃を回収することが出来なければ、収入を得ることが出来ず、マンション購入のために借りたお金の返済にも困るでしょう。

家賃滞納のリスクを避けるために、専門家に相談することをオススメします。また、賃貸物件を管理してくれている管理会社が滞納保証をしてくれるのか事前に確認しておくことも重要です。
滞納を保証してくれる管理会社であった場合、入居者から家賃を回収出来なかった時の家賃を代わりに支払ってくれます。
5.物件価格が下がった!

新築で購入したマンションであっても、周辺施設の状況やマンションの老朽化によって物件価格は下がります。
物件価格が下落すると、貸出ている家賃も減額せざるを得ません。

将来家賃の下落が少ない条件の物件であるか、きちんと吟味してから物件を購入する必要があります。
6.マンション購入!資金は借入?

マンション投資を始める方の多くが、マンション購入費用の一部を借入によって賄っているでしょう。
マンション購入費を借入によって賄う場合、毎月借入金の返済が必要です。
マンション投資をする場合、借入金の返済は入居者からの家賃収入で支払うのが一般的ですが、入居者が見つからず家賃収入を得ることが出来ない場合、借入金の返済が滞る可能性もあるでしょう。
もちろん借入をせずに自己資金のみでマンションを購入することが出来れば、借入によるリスクを回避することが出来ます。
しかし、借入をせずに高額商品である不動産を購入出来る人は少ないと言えます。

借入によるリスクを軽減するためにも、マンション購入に必要な費用に占める自己資金額を増やしましょう。つまり、マンション購入のために計画的に貯蓄しておくことがリスク軽減のカギです。
7.不動産管理会社が倒産!

投資するマンションの管理を管理会社に依頼している方は多くいらっしゃいます。
入居者の募集や家賃の管理など、管理会社に依頼することのメリットはたくさんあります。
しかし、不動産を管理している会社が倒産してしまった場合のリスクを知っておくことは非常に大切です。
これまで入居者が支払った家賃や敷金などは管理会社を通して、オーナーであるあなたのもとへ振り込まれていたでしょう。
不動産会社が倒産してしまうと、これまでの家賃や敷金がオーナへ振り込まれない可能性もあります。

不動産の管理会社倒産のリスクを軽減するためには、毎月期日通りに家賃の振り込みをしてくれる信頼出来る会社を選びましょう。

安定した管理会社を選択するために
- これまでの実績
- 賃貸住宅管理業登録制度に登録しているか
- 管理している物件数
などを見て判断することをオススメします。
8.税金の支払いが多い!?

マンションを購入した場合、
- 購入時
- 運用中
- 売却時
に税金の支払いが発生します。

借入金額のみ考えていると、税金の支払い請求がきて驚くことになるでしょう。
購入前にどれくらいの税金が必要なのか確認しておきましょう。
まとめ
マンション投資には様々なリスクがあります。
マンション投資はリスクを期限する方法を実施し、最悪の状況を考えた上で始めることが大切です。
投資を始める際には専門家に相談し、本当に利益が出るのか、損はないのか計画的にみて判断しましょう。