その投資詐欺じゃない?ポンジ・スキームとは?

その投資詐欺じゃない?ポンジ・スキームとは?

詐欺の手口の中で最も有名な「ポンジ・スキーム」というものがあります。いわゆる出資詐欺の一種です。

投資詐欺の90%以上がポンジ・スキームといわれているほど広く使われています。ポンジ・スキームとはどういったものなのかについて詳しく解説していきます。

1.ポンジ・スキームとは

その投資詐欺じゃない?ポンジ・スキームとは?

ポンジ・スキームとは、「出資してもらった資金を運用して、その利益を配当金として還元する」などと謳い、資金を集めながらも実際に運用は行わずに、新たに出資者から集めた資金を配当金と偽って渡すことで、あたかも資金運用が行われているかのように装う方法です。

日本でいうところの「自転車操業」と似ています。

自転車操業との違いは、ポンジ・スキームは詐欺前提であること、自転車操業は資金繰りが苦しくなった果てのものであり、詐欺ではない概念になります。

初めから資金運用などするつもりはなく、集めたお金をさも利益が出たように欺き、配当金として支払い、そうすることで出資者を信じ込ませます。最終的には破綻することが目に見えた詐欺手法です。

2.ポンジ・スキームの由来

「ポンジ・スキーム」は、1910年代~1920年代にかけてアメリカでビジネスマンとして活動していた天才詐欺師、チャールズ・ポンズに由来しています。

彼は、3ヶ月で40%の利回りが得られるという触れ込みで、数千人から100億円にものぼる資金を騙し集めました。

彼が行っていた枠組みを伴う「計画=スキーム」として、ポンジ・スキームと称されるようになりました。

3.ポンジスキーム詐欺の特徴

その投資詐欺じゃない?ポンジ・スキームとは?

(1)高利回りである

ポンジスキームは、集めた出資金を配当金として払う必要があるので、一般的な利回りでは瞬間的に多額の資金を集めることが出来ません

「利回り50%で2年で投資額が2倍になる」と常識ではありえないようなことを言われたら、疑いつつも割り切って「リスクの高い投資案件」と思えばその話に乗る人も多いかもしれません。

疑いつつも1人が出資し、また誰かが出資したという話を信じて2人、3人・・・と連鎖的に投資する人が増えていくのです。

さらに「利回り50%、2年で投資額が2倍、50万人が出資、50億円の運用額があり、有名人の◯◯も出資している」

このような条件が追加されていけば、必然的にこの投資案件は信用に値するものになります。実際に有名な巨額詐欺事件では、多くの経営者や有名人が出資していたといわれています。

必ずしも高利回りではなく真実味を持たせるため、あえて水準より少し高い程度に設定されてる場合もありますが、常識的な利回りでない場合は詐欺を疑います。

(2)毎月配当金の支払いがある

人間の心理をうまくついており、定期的に出資者と接触することで「詐欺かもしれない」という考えを与えず、信頼を得ることが狙いです。

(3)少額からの投資が可能である

初めから高額な出資をする人の方が少ないでしょう。ハードルを低くし、少額から出資をさせます。

そして実際に配当金を支払うことで信頼を得られる上に、出資額の上乗せを狙えるのです。

人間の心理をついた手法がポンジスキームの特徴でもあります。初めの一歩さえ踏み込んでしまえば、あとの心理的ハードルは低くなります。

冒頭でも少し触れましたが、ポンジスキームは初めから破綻することが分かりきっている詐欺手法です。

投資者が増えていく限りは、配当金を払うことが出来ますが、いずれ終わりを迎えます。投資者を欺き続けても、やがて支払いが困難になっていき、配当金を工面することが不可能になります。

後から投資に参加した人が、より損失を負う傾向があり、最後の方の投資者にはほとんど配当金は支払われることはありません。

最悪な場合、出資したにも関わらず一度も配当金を受け取ることがないというケースもあります。

まとめ

投資詐欺で騙し取られたお金はほとんど返ってくることはありません。

自分は絶対に騙されないという過信はせずに、騙される可能性はあるかもしれないという気持ちをもつことが大切です。ここで紹介したポンジスキームの特徴に1つでも当てはまるものがあれば、詐欺を疑いましょう。